「トタン外壁」とは?古くなったトタンの最適なメンテナンス方法をご紹介!
こんにちは!
島根県松江市・出雲市・雲南市・大田市の外壁塗装&屋根塗装きじま塗装です。
いつも弊社のHP訪問、ブログ閲覧ありがとうございます!(^^)!
「トタン」と聞くと、最近はちょっと懐かしい響きがしますよね。
トタンは、安価で長持ちする建築資材として古くから屋根材や外壁材にも多く使われてきました。今でも多くの建物に使われていますが、さすがに古くなり、その多くは塗装や張替えなどのメンテナンスが必要な状態です。
今回のブログでは、古くなったトタン外壁の最適なメンテナンス方法をご紹介します。
トタンとは?
トタンは、金属の鋼板ということは皆さんご存知だと思います。金属なので錆びやすい。
錆びにくくするために亜鉛でめっきされた鋼板が「トタン」です。
最近人気の建材「ガルバリウム」の先祖にあたるものと言えます。
亜鉛でめっきされているので本来トタンは錆びにくいものなのですが、皆さんが「錆びやすい」というイメージを持たれているのは、
メンテナンスを怠っている建物が多いからなのでしょう。
トタンは1911年に日本でも生産されるようになり、現在まで100年以上に渡って用いられている建材ですからメリットはたくさんあります。
トタンのメリットとは?
1.安くて軽い
トタンは、耐久性があり、コストパフォーマンスが良いため、住宅や倉庫、工場などに多く採用されています。
しかし、経年劣化による錆びや腐食のリスクがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
トタンのデメリット
1.加工箇所や傷から錆が広がりやすい
外壁や屋根にトタンを設置する際、切削や加工が必要になります。切断面はめっき層もなく鋼板が剥き出しですから、どうしてもそこから錆びやすくなります。
また、屋根材や外壁材用に加工されたカラー鋼板などは外気に触れる表側の部分には塗装を複数回施してありますが、裏側は1回塗りというものも珍しくありません。内部に結露が生じる場合、裏側から錆びるということもありえます。
2.夏は高温になる
鋼板は非常に熱伝導率が高い資材で、太陽光を浴びるとすぐに温度が上がります。夏になると表面温度が80℃前後にも達し、これが直に伝わってくるから暑いのです。
暑さを解消するために、トタン外壁やトタン屋根を塗装する際に遮熱塗料を使うことができます。表面温度で約20℃低下させ、室温では最大で4℃近く低下させます。また、屋根葺き替えや屋根カバー工法を行う場合は遮熱機能を持った防水紙を使うことで暑さ対策をすることも可能です。
経年劣化による症状
1.傷がついている、変形している
トタンの鋼板の厚さにもよるのですが、基本的には薄いので飛来物などがあると変形したり、傷つきやすいです。傷つくと、そこから錆が発生しますので、定期的に点検したり、強風後も点検することをおすすめします。
2.錆が出ている
トタンは亜鉛めっきの力である程度錆を防止してくれますが、錆を防止した分だけ消費されます。消費された亜鉛めっきは勝手に回復はしませんし、補充もできません。サビが出てきたら、拡がらないうちに保護してやらなければなりません。錆を落として塗装する必要があります。
3.穴があいている
張替えの時期に来ています。穴が開いているのが一部であるならば、部分的に交換することも可能です。
数ミリ程度の穴であれば錆を撤去し、シーリングなどで穴をふさぐことも可能ですが、基本的には張り替えをおすすめします。
シーリング補修の様子
トタン外壁やトタン屋根のメンテナンス方法
1.塗装
トタン外壁やトタン屋根が比較的健全な状態であるときは、塗装が可能です。錆が出てからではなく、錆が出る前に塗ることがトタンを長持ちさせるポイントです。
2.外壁張り替え、屋根カバー工法、屋根葺き替え
少々、表面に錆が出ていても問題ありませんが、「穴が開いている」、「錆で端が崩れている」場合は塗装が不可能です。
その場合、塗装してもすぐに穴が拡がり、雨漏りに繋がりますので、外壁は張り替え、屋根は屋根カバー工法か屋根葺き替えをお薦めします。
トタン外壁の塗装は必ず錆止め塗料を使用
トタン外壁やトタン屋根を長持ちさせるには錆が出始めてきたから塗装するのではなく、その前に塗り替えしてしまうのが理想です。どんな場合でも、下塗りには錆止め塗料を必ず使います。
1. 準備
- 洗浄: 高圧洗浄機を使用して、外壁表面の汚れ、ほこり、錆びなどを徹底的に洗い流します。これにより、塗料がしっかりと付着するようになります。
- ケレン(研磨): 錆びがひどい場合や古い塗膜が剥がれている場合は、ワイヤーブラシやサンドペーパーで研磨し、錆びや古い塗膜を取り除きます。
2.塗装
- 錆び止め塗装: 錆びが発生しやすい部分には、錆び止め塗料を塗布します。これにより、新たな錆びの発生を防ぎます。
- 中塗り: 外観の色となる塗料を均一に塗布します(基本的に弊社では上塗り塗料と同じものを使用します)。中塗りは、塗膜の厚みを増やし、耐久性を向上させる役割があります。
- 上塗り: 外観の色となる塗料を均一に塗布します。上塗りは、外観を美しく仕上げ、さらに防水効果を高めます。
トタン外壁の一般的な費用の目安
基本費用
- トタン外壁の塗装費用は、1平方メートルあたり2,000円〜4,000円が一般的です。
塗装面積
- 例えば、30平方メートルのトタン外壁の場合、費用は60,000円〜120,000円になります。
- 100平方メートルの場合、費用は200,000円〜400,000円になります。
使用する塗料の種類
- アクリル塗料: 低価格で短寿命。1平方メートルあたり2,000円〜2,500円。
- ウレタン塗料: 中価格で中寿命。1平方メートルあたり2,500円〜3,000円。
- シリコン塗料: 高価格で長寿命。1平方メートルあたり3,000円〜3,500円。
- フッ素塗料: 最高価格で最長寿命。1平方メートルあたり3,500円〜4,000円。
費用に影響を与える要因
外壁の状態
- 錆びや汚れが多い場合、下地処理に追加費用がかかることがあります。
- ひどい劣化や損傷がある場合、補修費用がかかることがあります。
作業の難易度
- 高所作業や足場の設置が必要な場合、費用が増加します。
- 障害物が多い場合や、アクセスが難しい場所では、作業効率が低下し、費用が増加する可能性があります。
地域による違い
- 都市部では人件費や材料費が高くなる傾向があります。
- 地域の気候条件によって、特別な塗料や処理が必要になることがあります。
トータル費用の見積もり例
例1: 100平方メートルのトタン外壁をシリコン塗料で塗装する場合
- 塗装面積:100平方メートル
- シリコン塗料費用:3,000円/平方メートル
- 合計費用:100平方メートル × 3,000円 = 300,000円
例2: 50平方メートルのトタン外壁をフッ素塗料で塗装する場合
- 塗装面積:50平方メートル
- フッ素塗料費用:4,000円/平方メートル
- 合計費用:50平方メートル × 4,000円 = 200,000円
トタン外壁メンテナンス まとめ
歴史が長いトタン外壁ですが、お馴染みの波板から様々な模様がプリントされたトタンに見えないプリント鋼板まで様々なものがあります。
安くて軽く、耐用年数も長いなどメリットも多く、今後も幅広く使用される建材でしょう。
ただし、錆が出ると見た目が悪くなり、錆が広がり腐食してしまう可能性もあります。
錆が出る前に塗装をすることで、外観を美しく保ち、建物の耐久性を向上させることが重要です。
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屋根・外壁塗装専門店「きじま塗装」は、昭和51年島根県出雲市で、外壁塗装会社として創業しました。
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