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【Youtube更新】屋根リフォーム 迷っている方必見!屋根カバー工法の施工手順・費用・メリットを徹底解説!

豆知識 2024.01.22 (Mon) 更新 

こんにちは!

島根県松江市・出雲市・雲南市・大田市外壁塗装&屋根塗装専門店きじま塗装です。

YouTube更新しました!(^^)!

「屋根リフォーム 迷っている方必見!

屋根カバー工法の施工手順・費用・メリットを徹底解説!」

解説:有限会社喜島塗装 代表取締役 飯塚祥臣

動画の内容はこちらの記事でも読みいただけます👇

目次

1. はじめに

2.   屋根カバー工法とは?

3.   施工手順【実例】

4.  屋根カバー工法のメリット

5.  屋根カバー工法のデメリット

6.  屋根カバー工法ができない場合

7.  屋根カバー工法が適したタイミングとは

8. 屋根カバー工法の費用

9. まとめ

1.  はじめに

皆さん、こんにちは!塗装・防水専門店 きじま塗装 代表をしております飯塚です。どうぞよろしくお願いします。

今日のテーマは「屋根」です。

新築をしてから、何年か経過してくると、お家の屋根が傷んできた…ということで屋根リフォームを検討される方もいらっしゃると思います。

一番最初に思いつくのは、塗装になるのではないでしょうか。

経年で汚れてしまった屋根もリーズナブルに美観を回復できる方法です。

しかし、築年数が経って、塗り替えのタイミングを逃してしまったり、素材の関係で塗替えをすることができなかったり、

雨漏りを起こしてしまっていて塗装では雨漏りを止めることができない。

そんなケースで検討したいのが「屋根カバー工法」という施工方法です。

屋根を葺き替えるよりも工期や費用を抑えられるので、近年では定番の屋根リフォームとなっています。

今回は、コロニアルの屋根についての屋根カバー工法とはどんな施工なのか、メリット・デメリットなどを詳しくお話していきます。

そもそもコロニアルとはこんな屋根の事です。

最近は見ることが少なくなりましたが、一般の住宅では非常に多くみられます。

ご自分の家がコロニアルだよという方、「屋根の不具合が気になる」「塗装では無理かも…」など屋根リフォームを検討している方はぜひこの動画を最後まで見て参考にしてみてください。

2.  屋根カバー工法とは

屋根カバー工法とは、簡単に言うと現在の屋根材の上から新たな屋根材をかぶせる、つまりカバーすることです。

屋根工事というと「古い屋根を壊さなければいけないの?」「大がかりな工事になりそう」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

よく「葺き替えとは何が違うのか?」と言われますが、古い屋根を壊して新しい屋根を新設する工事は「葺き替え」と言います。

屋根カバー工法とは葺き替えと違って、古い屋根を取り壊す、撤去することはせずに新しい屋根材にすることができます。

3.  屋根カバー工法施工手順

それでは、弊社が実際に施工をした物件を見ながら、どんなふうに施工するのか、施工手順をご紹介していきます。

①雪止め撤去

まず、雪止めや棟板金など屋根から突き出した部材を撤去します。

映像に映っているお宅の場合は、雪止めのみ撤去します。

棟板金は差し棟と言って屋根に差し込むように施工されており、屋根から突き出しておらず平行なので撤去しません。

②防水シートを敷く

雪止めを撤去した後、既存の屋根材の上から、新しい防水シートを設置します。

改質アスファルトルーフィングというシートです。

軒先から防水紙を敷くことで屋内への雨の侵入を防ぐことができます。

③貫板・捨て水切りを設置する

棟板金の下地になる「貫板」と「捨て水切り」を設置します。

貫板は木製のものが一般的ですが、腐食しにくい樹脂製のものが選ばれることもあります。

捨て水切りは仕上ると見えなくなる部材ですが、雨水がこちらをつたって軒先に排出される仕組みになっているので

大切な部材です。

④新しい屋根材を葺く

防水シートの上から、新しい屋根材を葺いていきます。

まずは軒先スターターを取り付けます。

スレート屋根の小口は塗装されておらず吸水してしまいます。

スターターは、小口をカバーして断面が露出しないようにする部材です。

屋根材の種類はいろいろありますが、ここで使用している新しい屋根材はガルバリウム鋼板です。

ガルバリウム鋼板は、軽くて住宅に負担をかけない金属屋根材です。

特に錆びにくく比較的リーズナブルなのでおすすめです。

雨が浸入しにくいようジョイントにも工夫がされています。

⑤棟板金を設置する

貫板と捨て水切りに鈑金をかぶせて棟板金の設置が完了です

鈑金同士が重なり合う部分から水分が浸入することがないように、さらに隙間をコーキングで埋めます。

⑥完工

これで完工です。見た目もきれいに、防水性能もバッチリの屋根になりました。

ガルバリウム鋼板の耐用年数はおよそ25年から35年ですので

長く安心してお過ごしいただけるかと思います。

4.  屋根カバー工法のメリット

ここまで、屋根カバー工法の施工手順をご紹介しました。

続いて、屋根カバー工法のメリットをお話していきます。

①工期が短い

屋根カバー工法は既存の屋根材を撤去しなくても良いので、工期は、葺き替えに比べて短いです。

屋根の面積や勾配、作業に携わる人員、天候などによって日数に違いは見られるものの、

工事日数の目安は、

葺き替え…7~10日程度

カバー工法…5~7日程度です。

工期が短く済むということは、騒音や人の出入りなどのストレス、不便さやご近所への迷惑も軽減されます。

②廃材がほとんど出ないので低コスト

先程も言いましたが、屋根葺き替えと違い、カバー工法は既存の屋根材を撤去しなくても工事ができます。

廃材は棟板金や貫板のみです。

工期が短縮できるだけでなく、処分費用も抑えることができますので低コストになります。

③防音性・断熱性・防水性が高まる

古い屋根材と新しい屋根材の二重になることから、屋根カバー工法は「重ね葺き」とも呼ばれます。

二重になるので「屋根にあたる雨音が聞こえづらい」「屋根からの冷気が伝わりづらい」「雨漏りがしにくい」などのメリットがあります。

5.  屋根カバー工法のデメリット

続いて、屋根カバー工法のデメリットもお話しておきましょう。

①新たな屋根の重みが加わる

これまでの屋根材に新しい屋根の重さが加わります。屋根が重くなるため耐震性に不安を感じられる方もいらっしゃるかと思います。

確かに、重量増は避けられませんが、少しでも負担を軽減できるように軽い金属屋根などを選ぶことで解決できます。

②状況によってはカバー工法ができない

どんな屋根でもカバー工法ができるのか?というと、そういうわけではありません。

実は、現在の屋根の状況によっては、カバー工法が選べないケースもあります。

6.  屋根カバー工法ができない場合

カバー工法ができないケースをご紹介しましょう。

下地まで腐食などの劣化がひどく進行している場合

 これを無視して新しい屋根を設置することができません。

 築40年が過ぎたコロニアルも劣化が進行している場合、屋根カバー工法が採用できないことが多くあります。

瓦屋根

屋根カバーは屋根面がフラットな状態でないと施工できません。

瓦屋根のように波立っている形状の屋根にはカバー工法は行えません。

そもそも瓦屋根は重いので、荷重を付加するカバー工法は適していません。

金属屋根

金属屋根にカバー工法を行うことは技術的には可能ですが、古いトタン屋根は傷んでいることが多く、

屋根カバー工法を行いたくてもできない場合がほとんどです。

7.  屋根カバー工法が適したタイミングとは

下地の劣化が進行している場合屋根カバー工法ができないとお伝えしました。それでは屋根カバー工法が適しているタイミングはいつなのか、お話していきましょう。

近年一番需要のある、コロニアル屋根にカバー工法を採用する場合です。築年数から考えてみましょう。

築後10年未満の屋根でカバー工法を検討するのは少し早すぎる感じがあります。

ただ海岸沿いや建物の周りに風を遮るものがない地域は屋根の劣化の進行も早いので検討されても良いかと思います。逆に築30年、40年を超える屋根は、劣化がかなり進んでいるはずです。

その場合は通常のカバー工法はできず、葺き替えを選択せざるを得ないかと思います。葺き替えを避けたい方は屋根の劣化が進む前に屋根カバー工法をご検討ください。

ということは、屋根カバー工法に最も適したタイミングは、下地の劣化具合によって異なりますが、築10年~25年未満となります。

また注意が必要なのは、築年数10年前後であれば塗装ができますよとお伝えしていますが、2006年以降、コロニアルのアスベスト混入が全面的に廃止されました。

一般的にアスベストが含まれてるコロニアルは、アスベストを含むコロニアルに比べて頑丈ではありません。割れやひび、剥がれなどの不具合が比較的多く発生します。

特に1996年から2008年の間にコロニアルの屋根を使用して家を建てた、屋根をふき替えたという方はそもそも塗装ができない、または塗装をしても意味がない、そんな素材まで存在していますので、心当たりがある方は注意が必要です。

8. 屋根カバー工法の費用

さて、ここからは屋根カバー工法にかかる費用についてお話していきましょう。

費用は使用する屋根材によっても違いますし、昨今の物価高で高騰する可能性はありますのであくまで目安としてお考えください。

一般的な戸建て住宅の場合(35坪~40坪)、屋根面積がおおむね100㎡前後となりますので100万円から120万円ほどとお考えいただければと思います。

また、屋根カバー工事をするにあたって必須となるのが仮設足場です。

その費用は建物の大きさにもよりますが40坪前後の2階建ての建物であれば18万~25万円くらいが目安です。

仮設足場費用はけして安いものではないため、必要な外壁屋根工事は一度に済ませておいた方が長い目で見るとコストは少なくて済みます。

外壁塗装も同時施工されると費用対効果は上がります。

9. まとめ

今回はコロニアル屋根のカバー工法についてお話してきました。

雨風や紫外線が直接当たる屋根は、耐用年数目安よりも早く劣化が起こる場合もあり劣化が進むと家の構造に影響を与える可能性があります。ですので、まずは劣化が進みすぎないうちに対処しておく必要があります。

ライフサイクルコストを考えれば、やはり塗装でのメンテナスが一番かと思います。

ですが、途中でお話した通り、塗装ができない、塗装をしても意味がないといった素材もあります。

このライフサイクルコストについて詳しく知りたい方は、こちらの動画も参考にしてください↓

  

そこで次の選択肢として出てくるのが屋根のカバー工法になります。

屋根カバー工法はメリットの多い施工方法ですが、屋根の状態によっては葺き替えの方が適しているケースもあります。

大切な住宅を守るには、屋根を良好な状態に保てるように最適な方法でメンテナンスを行うのがポイントになります。

また、屋根のメンテナンスだけでなくライフサイクルコストについても、しっかり考えたうえで建物のメンテナスを行っていくのが重要です。

毎回お伝えしていることですが、築年数が5年を過ぎたあたりから、1年に一度は建物の周りを観察していただき、不安があれば、専門業者に相談し、しっかり現場調査をしてもらいましょう。

きじま塗装は、無料で現地調査、お見積りいたします。お気軽にご相談ください!(^^)!

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