ラジカル塗料って?シリコン塗料とどっちがいいの?//島根県 松江市・出雲市・雲南市・大田市 外壁・屋根塗装 & 防水専門店KIJIMA
こんにちは!
島根県松江市・出雲市・雲南市・大田市外壁塗装&屋根塗装KIJIMAです。
いつも弊社のHP訪問、ブログ閲覧ありがとうございます!(^^)!
今日は塗り替えの際に必要な塗料のお話です。
種類も多く、何を選んだらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装用の塗料は含まれている樹脂成分の違いでグレードが分かれており、それぞれ特徴や機能、価格が違えば、耐用年数の長さにも違いがあります。
今日は、KIJIMAでもおすすめさせていただくことの多いラジカル塗料についてご紹介します。
ラジカル塗料とは?
ラジカル塗料は、フッ素塗料やウレタン塗料などように、主成分が塗料名に記載されているわけではありません。
ではラジカルとは何なのでしょうか?
塗料は、顔料で色づけされていますが、この顔料が紫外線や雨水によるダメージで劣化すると、顔料に含まれる「酸化チタン」から、ラジカルという劣化因子が発生するようになります。このラジカルは、塗料の樹脂そのものを破壊してしまうため、発生したラジカルをキャッチし力を抑えることができれば、塗料はより長持ちすると言えます。
つまりラジカル塗料とは、ラジカルを抑制する力に特化した、ラジカル制御型塗料のことです。
ラジカル制御のしくみは、各メーカーによって異なりますが、基本的には、
- ラジカルを発生させないしくみ
- ラジカルを封じ込めるしくみ
のふたつを組み合わせてラジカルを制御しています。
例えば、日本ペイントのパーフェクトトップでは、光安定剤がラジカルをキャッチし、キャッチしたラジカルを高耐候酸化チタンが封じ込めることによってラジカルを制御します。
ラジカル塗料の信頼性は?
ラジカル塗料は、ここ10年内で世の中に出てきた塗料です。シリコン塗料よりも性能が良いと言われていますが、実績がない塗料ですから正直敬遠する塗装会社も多いと言われています。しかし、それは昔の話で、現在は使う業者が増えており一般的になっています。
ラジカル塗料を希望するお客様が増えているので、ラジカル塗料を使用する塗装業者が増えてきているのが現状です。
ラジカル塗料は現在、大手塗料メーカーの「日本ペイント」や「関西ペイント」「エスケー化研」から発売されていますし、屋根用のラジカル塗料も発売されました。最近の施工では、ラジカル塗料が業界に広く浸透してきた印象です。
弊社でも日本ペイントのラジカル塗料「ファインパーフェクトトップ」や「ファインパーフェクトベスト」はサイディング外壁、スレート屋根の住宅塗装では定番になりつつあります。
ラジカル塗料とシリコン塗料の比較
ラジカル塗料も一般的になってきたは言え、従来から一般的なシリコン塗料と比較するとどう違うのでしょうか。
どちらも弱点が少ない万能な塗料ですが、耐用年数と塗りやすさではラジカル塗料がシリコン塗料上回り、実績ではシリコン塗料が上回っています。
ラジカル塗料で一番実績のある塗料は、日本ペイントの「ファインパーフェクトトップ」で、シリコン塗料を上回る機能があります。
また、ラジカル塗料には屋根用塗料がなかったのですが、日本ペイントより屋根用ラジカル塗料の「ニッペファインパーフェクトベスト」が発売されたことにより、これからも続々とラジカル塗料が各メーカーから発売されていくでしょう。
ラジカル塗料とシリコン塗料どっちがいいの?
ラジカル塗料とシリコン塗料は、お互い弱点があまりない塗料です。実績が少ないのがラジカル塗料の弱点でしたが、実績がないと思われていたのは2015年くらいまでです。2022年の現在はラジカル塗料が業界の標準になってきています。
シリコン塗料に比べれば確かに施工実績は少ないです。しかし、現在の標準塗料であるシリコン塗料も、昔は新しい塗料で実績不足でした。そして現在、シリコン塗料が標準の時代になりました。しかし課題も生まれたのです。
それは
「紫外線と水と酸素が接触するとラジカル因子が発生して、樹脂が壊れやすい」
という課題が塗装メーカーの間で出現したのです。
その課題を解決したのが、ラジカル抑制塗料の通称「ラジカル塗料」です。
※ラジカル塗料とは、悪者のラジカルを抑制する塗料という意味です。
こういった背景でラジカル塗料が生まれたので、前世代の塗料の課題を解決した塗料なのです。ですから自信をもってラジカル塗料を使って良いと考えます。
塗料の選び方としては「その時代、その時代で最高の標準塗料」を使うのが正しい選択と言えます。そして、ラジカル塗料の耐久性が切れるころに、また次の世代の塗料が開発されていますから、その時は最新の標準塗料を検討しましょう。
ラジカル塗料とフッ素塗料はどちらがいいの?
ラジカル塗料の耐久性はフッ素塗料に迫るくらいとも言われますが、やはり耐久性はフッ素塗料の方が高いです。
◆耐久性の比較
①シリコン塗料 < ②ラジカル塗料 < ③フッ素塗料 <--フッ素が一番!
このような順番になります。
耐久性ではフッ素にはかないませんが、予算的にもう少し押さえたい場合にはラジカル塗料を検討してみるのがいいでしょう。
まとめ
今日はラジカル塗料とシリコン塗料の比較について書かせていただきました。近年、地球環境も変わってきており非常に紫外線が強くなってきています。屋根・外壁にとって紫外線による劣化は避けられません。劣化の原因となるラジカルを抑制する機能は屋根・外壁の耐久性の向上にとても有効です。弊社はラジカル塗料での施工実績も多数ありますのでぜひご検討いただければと思います。
お読みいただきありがとうございました(*^▽^*)
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